【大紀元日本10月6日】グローバル人権聖火リレーは10月3日午後、オランダのハーグ市に到着した。歓迎式典には、支援する音楽家や、文学者、各界の代表などが駆けつけ、現地のスポークスマンは、オリンピック精神を再度強調し、中国当局による人権弾圧を制止し、迫害の主導者を国際法廷で裁くことなどを呼びかけた。その後、参加者らは支援パレードを行った。
また、主催者の法輪功迫害真相調査連盟(CIPFG)オランダ支部は、近頃、北京で再逮捕された人権弁護士・高智晟氏の救援をも呼びかけた。高弁護士は軟禁中に米国議会宛ての公開状を公表したため再逮捕された。公開状では、高弁護士は、中国当局による法輪功や、キリスト教、土地抗争の農民、政権批判者、陳情者などへの弾圧を指摘し、オリンピックと人権迫害は中国で同時進行してはならないと訴え、米国政府に対し、北京五輪への参加見直しを提言した。
1989年の中国での大学生民主運動「天安門事件」学生リーダーの1人で、フランス在住の民主活動家・張健氏は歓迎式典に駆けつけ、応援演説を行った。同氏は、ハーグ市にある国際刑事裁判所で、旧ユーゴスラヴィアのミロシェビッチ大統領が「人道に対する罪」などで裁かれた実例を挙げ、中国人民を殺戮してきた中国共産党政権の元凶もいずれ、国際刑事裁判所で全世界の裁きを受けるはずなどと述べた。
応援演説する張健氏(大紀元)
CIPFGのマルコ氏は、「北京五輪と中国当局による人権迫害が同時に進行してはならないことを、国際社会に訴えるためにこの活動を進めている。我々は『中共なしのオリンピック』を主張し、法輪功への集団迫害の制止と、再逮捕されている人権弁護士・高智晟氏の釈放を要求している」と発言した。
同日午後2時から、人権聖火リレーを声援するパレードが行われ、聖火ランナーと参加者らは、国会ビル広場から出発し、チャイナー・タウン、中国領事館などを経由、終点の国際司法裁判所まで行進した。
中国領事館前を経由する聖火(大紀元)
オランダ国内での次ぎの伝達地点は首都のアムステルダムである。
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