【大紀元日本5月27日】5月25日午後、北京市内で市民は揺れが感じるほどの地震が発生した。また、通州区にある物流会社の裏庭のコンクリート地面に亀裂が発生し、住民らは余震によるものとみている。これに対して、北京市地震局は断定できないと示した。
「京華時報」によると、北京市民・劉さんは地震発生時に9階のオフィスにいて、同僚と共に体で感じる揺れがあったとし、数秒間続いたという。また、午後4時20分ごろに、通州区国道103南側の納百川物流公司の裏庭で作業していた舒さんは、突然大きい音がして、コンクリート地面が2センチほど盛り上がり、亀裂が生じたのを目撃した。
舒さんによると、亀裂は幅1センチ、深さ20センチほどで、十数メートル先まで延び、止まっていたトラックの右前輪辺りで止まったが、盛り上がった部分はトラックのタイヤを少し持ち上げたという。住民らは地震によるものだとみている。
これに対して、北京市地震局は25日午後4時21分、青川でマグニチュード6・4(M)の余震が発生したが、北京には顕著な影響はなかったと示した。地震局は市民からの問合せがあり、揺れが感じた市民の殆どがビルの18階より上層にいる住民だとした。また、朝陽、海淀地区からの連絡が多く、通州市に関する報告はないと示した。
地元当局は通州の地面にできた亀裂について、まだ地震によるものとは断定できないが、地震局関係者と共に現場検証を予定している。地震局関係者は「今回の地震は北京にには大きな影響は与えない」とし、夜になっても問い合わせがあったが、パニックにならないようにと呼びかけたという。
(翻訳/編集・余靜)
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