【大紀元日本2月19日】2月14日、中国浙江省桐郷市で大規模の官民流血衝突が発生し、複数の警察車両が焼かれ、百人以上が負傷し、20人以上が拘束された。事件は、地元男性が出稼ぎ男性との間に起こした交通事故が元で、出稼ぎ男性は警察の処理が不公平であると不満を覚え、同じ出稼ぎ仲間を呼びかけたことがきっかけになったという。実際に流血衝突を引き起こした四川省出身の出稼ぎ労働者2人はすでに刑事拘留されており、事件に関わる他の容疑者も現在追跡中。
桐郷市警察側が15日に公式ホームページで発表した内容によると、事件当日午後5時半ごろ、梧桐街道中華路と民豊路の交差点で、スクーターに乗った地元出身の男性・沈さんは自転車に乗った河南省出身の出稼ぎ李さんと軽い衝突事故を起こした。李さんは怪我を負ったと訴え、その場での賠償を求めたが、救急車への乗車を拒否したという。一部の野次馬は警察に対して暴力を振るい、警察用バイクが破壊されたという。当日に約5千人の出稼ぎ労働者が現場に集まったという。
一方、香港中国人権民主運動情報センターは、事件発生時に約5千人の出稼ぎが現場に現れ、約500人の公安と衝突したと報道した。また、6台の警察車両が破壊され、状況は深刻であることから、当局はさらに警察を約千人を現場へ派遣したが、流血衝突となった。約百人が負傷し、20以上が拘束されたことを明らかにした。
香港「東方日報」によると、桐郷市地元警察は、当時は約千人の出稼ぎ労働者が石などを投げたりし、警察の車を破壊したとし、多数の警察および公安が怪我を負い、民衆は夜の9時過ぎになってから、ようやく解散したという。
情報筋によると、事故現場は「小蜜蜂」とい地方からの出稼ぎが多く集まる地区で、数千人の出稼ぎはこれまでに地元の警察との関係が悪くて、「小蜜蜂」で何か出稼ぎと関係する事件が起きれば、出稼ぎ労働者が瞬く間に集まり警察と対立するという。
これまでに、浙江省温州からの出稼ぎ労働者も地元の警察や民衆との衝突事件があった。
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