【大紀元日本6月16日】北京名物の交通渋滞。少しは空いていた週末も、ここ10ヶ月は「平日より込んでいる」と市民らが嘆息をもらしている。
「週末はますます(渋滞が)ひどい」。地方紙の北京晨報は、多くの運転手のぼやく声を伝えた。同紙記者は11日の土曜日、「京通高速」を利用して北京郊外から市内に向かったが、朝8時の時速は15キロ。3時間後の11時になっても、同様の時速でしか動かない。
ウィークデーにナンバー規制が設けられている北京では、週末には規制がなく、他省ナンバーの車も多い。多くの人がショッピングや週末の休暇を楽しむために車を繰り出す。朝の渋滞は10時から12時まで続く。午後2時ごろから渋滞を避けるために早めに家路を急ぐ車も、やはり渋滞に巻き込まれる。午後の渋滞は夕方6時ごろにやっと解消するという。
この週末渋滞の現象は、昨年9月から始まり、すでに10ヶ月ほど続いている。出かけてもほとんどの時間を路上で過ごすことに市民らは頭を痛めながらも、「おとなしく家にいるか」と半ば諦めているようだ。
(翻訳編集・張凛音)
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