鳥インフルエンザで2人目の死者 懸念されるウィルス変異

2012/01/24 更新: 2012/01/24

【大紀元日本1月24日】中国政府によると、22日、鳥インフルエンザにより新たに1人死亡した。ここ1カ月で2人目の死者となった。

中国政府関係者の説明によると、22日に死亡した感染者は西南部の貴州省在住の男性で39歳で、6日から入院治療していた。

これまでにカンボジアで幼児1人、ベトナムで1人が鳥インフルエンザ感染で死亡したと伝えられている。

鳥インフルエンザは通常、家畜と直接接触した人に感染する。しかし、この男性は家畜とは直に接したことはなかったという。そのため、一部の専門家は、男性がかかった「高病原性鳥インフルエンザウィルス(H5N1型)」が、すでにヒトからヒトへの感染が可能なウィルスに変異したと懸念している。その場合、大規模な伝染により大量の死者をもたらすことも考えられるという。

中国国内では12月末、広東省在住のバス運転手が同様に鳥インフルエンザ感染で死亡している。

(翻訳編集・叶子)