米国映画界の大スター、マリリン・モンローの死因は今でも謎に包まれている。あるドキュメンタリー映画で、モンローの死亡に宇宙人が関わっていたとの推測が浮上している。
米FOXニュースが5月23日、このほど公開された新作ドキュメンタリー映画「Unacknowledged(未確認)」で、モンローは宇宙人の存在を示す証拠を公表しようとしたために殺されたとする説が浮上したと報じた。
この映画では、さまざまな謎に対する推測が提起されており、その一つがモンローに関するもの。彼女はUFOに関する情報を握っており、関連の機密ファイルを公表する恐れがあったために殺されたと分析している。
また映画では、モンローは薬物の過剰服用により死亡したのではなかったと推測しており、死亡前に彼女がロズウェルのUFO墜落事件を調査中だった記者、ドロシー・キルガレンと電話していたことも指摘している。
このUFO墜落事件は1947年に米国のニューメキシコ州ロズウェル市で発生した。米軍はこの時の墜落物を、内密に行われていた気象実験で使われていた気球だと説明した。だがその後、墜落物に関するさまざまな目撃情報が現れたため、本当はUFOが墜落したのではないかとの憶測が流れた。だが真相は闇に隠されたままだ。
モンローは1950年代を風靡した米国ハリウッドの大映画スター。彼女が突然この世を去った時、その不自然さから暗殺説など様々な憶測を呼んだ。公には、彼女の死因は睡眠薬の大量服用だったとされている。
テクノロジーメディアサイト・ギズモードは5月22日、「Unacknowledgedも大衆に対し、歴史を真に変えることのできる情報を提供することはできないだろうが、その内容には一考の余地がある」との論評を掲載している。
この映画のコマーシャル映像では、映画は「秘密を探るプロジェクト」に基づき製作されているとして、製作の目的を、米国でトップシークレットとされてきたエイリアン情報が、どのように隠匿されてきたかを明らかにすることだと説明している。「人類が地球外生命体と接触したという最も確かな証拠は数十年前の出来事までさかのぼることができる。現在、当時の目撃者らがこうした内容を公表しており、そのうちの8割がこの映画で明らかにされている」と、映画の製作者たちは自信をのぞかせている。
(翻訳編集・島津彰浩)
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