[ワシントン 5日 ロイター] – ロシア政府の支援を受けたハッカー集団が、2015年に米国家安全保障局(NSA)から極秘情報を盗み出していたと、米紙が5日報じた。契約社員が情報を自宅のコンピューターに保存していたという。
ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)が関係筋の話として報じたところでは、盗まれた情報には海外のコンピューターネットワークへの侵入やサイバー攻撃の防衛に関するものが含まれていたといい、史上最も重大な機密漏えいの1つとみられる。
ワシントン・ポスト紙はこの後、この契約社員は2015年に解雇されるまで、NSAの「テーラード・アクセス・オペレーションズ(TAO)」と呼ばれるエリートハッカー部門に勤務していたと報じた。
NSAはコメントを拒否した。ロイターはこれらの報道を独自に確認できていない。
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