トランプ氏訪日で相次ぐ爆破予告、早稲田大学では構内立ち入り禁止に

2017/11/07 更新: 2017/11/07

早稲田大学は7日午前7時頃、同大学に対する爆破予告がされているため、安全確保の目的でキャンパス内への立ち入りを禁止し、該当時間帯を休講にすると発表した。

爆破が予告された時間帯は9:00から14:00の間であり、1限から3限に相当する。対象となるのは早稲田・戸山・西早稲田・喜久井町・東伏見・上石神井・所沢・日本橋の各キャンパスと、先端生命医科学センター(TWIns)および所沢並木校舎。4限以降について、大学側は12:00をめどに判断するという。

本日の立ち入り禁止・休講措置は本庄キャンパス・北九州キャンパス、高等学院・高等学院中学部、本庄高等学院には適用されていない。

東京メトロでも早稲田大学へと通じる通路を封鎖する措置を取っている。 

中心都市では厳戒態勢が敷かれたトランプ大統領訪日期間の5~7日、広島、大阪、京都、滋賀の西日本に多数、爆破予告が相次いだ。警察によると5日午前、京都丹後鉄道に西舞鶴駅、京阪電鉄の京阪三条駅、JR西日本のJR綾部駅に「コインロッカーに仕掛けた爆弾を爆発する」との電話があった。対応として各線の鉄道会社は駅の封鎖や一時運航休止した。 

同日午前8時、世界遺産の厳島神社のある宮島行きのフェリーを運航するJR西日本宮島フェリーにも、船内に爆発物を仕掛け爆発するとの電話があった。

同日正午ごろ、大阪府高槻市の百貨店「松坂屋高槻店」で、「店に爆破予告の電話があった」と大阪府警高槻署に通報があった。6日、長崎県警によると、県内の病院や漁協など6施設に爆破予告の電話が4日と5日に相次いだという。

一連の「爆破予告」で爆発物が発見された例はまだ報告されていない。各所轄の警察は威力業務妨害などの疑いで捜査している。

(文亮)