ブラジル次期大統領、初の公式会見 政策課題を説明

2018/11/02 更新: 2018/11/02

[リオデジャネイロ 1日 ロイター] – ブラジルのボルソナロ次期大統領は1日、初の公式記者会見を行い、政策課題について説明した。

その中で、米ボーイング<BA.N>がブラジル小型機メーカー、エンブラエル<EMBR3.SA>の商用機部門の大半を買収する計画について、「進められる」との見通しを示した。詳細には踏み込まなかった。買収計画は政府の承認が必要となる。

多額の債務を抱える国営石油会社ペトロブラス<PETR4.SA>に関する質問に対しては、同社は単独で新規投資を行う状況にないため、提携を模索すべきだとの考えを示した。

環境省と農牧省を統合する案については、現職閣僚や環境保護活動家の反対を踏まえて撤回に含みを残した。

外交政策では、イスラエルのブラジル大使館をテルアビブからエルサレムに移転する意向をあらためて表明。イスラエルのネタニヤフ首相はこれを歓迎する声明を発表した。

ボルトン米大統領補佐官(国家安全保障担当)はボルソナロ氏について、トランプ米大統領と「似た考えを持つ」との見方を示した。

Reuters
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