[ワシントン 26日 ロイター] – 世界銀行のマルパス新総裁が、中国の巨大経済圏構想「一帯一路」に関する国際会合に出席しないことが明らかになった。世銀総裁として初の外遊として、アフリカのサブサハラ(サハラ以南)諸国を歴訪する。
世銀によると、マルパス総裁は今週末、マダガスカル、エチオピア、モザンビークを訪れる。その後エジプトに向かい、パリで開催される会合に出席する。マルパス総裁は、貧困問題を理由にアフリカを重視する姿勢を示していた。
一帯一路会合には、総裁選考中に総裁代行を務めたクリスタリナ・ゲオルギエバ最高経営責任者(CEO)が出席する。ゲオルギエバ氏は、4月9日にマルパス新総裁が就任する前に中国から会合への招請を受け、受諾していたという。
ジム・ヨン・キム前総裁は、2年前の初回会合に出席した。
また、マルパス総裁が訪問するエチオピアとモザンビークの2カ国の首脳は、2回目となる今回の会合に出席している。
マルパス総裁は、米財務次官だった時に、一帯一路参加国への融資慣行を批判していた。
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