[ブリュッセル 26日 ロイター] – 欧州連合(EU)の鉄鋼業幹部らは26日、欧州委員会に対し、米国の追加関税措置に伴う鉄鋼製品の輸入急増に対するセーフガードを強化するよう求めた。EUでは業界の将来が脅かされており、とりわけEU離脱をめぐり先行き不透明な英国で深刻だという。
幹部らはセーフガードは効いておらず、予定通り7月から輸入割り当てが5%増えれば、業界にはさらなる打撃になると指摘した。
昨年のEUの鉄鋼市場は3.3%の拡大にとどまる一方で、輸入品は12%増えた。
欧州委は現時点でコメントしていないが、制度の見直しを進めており、10月にも結論を出す見通し。
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