NY州、新型コロナ死者・入院者減少 封鎖措置は5月15日まで延長

2020/04/17 更新: 2020/04/17

[16日 ロイター] – 米ニューヨーク州のクオモ知事は16日、同州の新型コロナウイルス感染症による死者と入院者数がともに約1週間ぶりの水準に減少したと明らかにした。

同時に、他の北東部州と連携し、非必須事業の営業停止と学校閉鎖を少なくとも5月15日まで延長すると発表。さらに今後1カ月で感染率などのデータを見極め、その後の方針を決定するとした。

ニューヨーク州と同州と隣接するニュージャージー、コネチカット両州、さらにデラウェア、ペンシルバニア、ロードアイランド、マサチューセッツの計7州は新型コロナ感染拡大によって休止している経済活動の段階的な再開と外出制限の緩和に向けて、連携して戦略を策定することで一致している。

クオモ知事によると、新型コロナ感染による入院者数は計1万7735人と、前日の1万8335人から減少し、今月6日以来の低水準となった。集中治療室(ICU)で治療を受けている患者数も減少した。

死者数は606人と、約1週間ぶりの低水準となったものの、クオモ知事は「なお痛ましいペースだ」と述べた。新規入院者は約2000人だった。

同時に、ソーシャル・ディスタンシング(社会的距離)が奏功し、ニューヨーク州の基本再生産数が0.9%と、1人の感染者から他人にウイルスを感染させる数が1人を下回る水準まで低下したと楽観的になれる余地があるとも述べた。

また、前日発表した州民のマスク着用義務については、バスやタクシー、電車内で着用するよう求めた。

 

 

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Reuters
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