コロナの感染第2波に備えるべき=アフリカCDC

2020/11/01 更新: 2020/11/01

[アジスアベバ/ナイロビ 29日 ロイター] – アフリカ疾病予防管理センター(CDC)は29日、アフリカの一部地域で新型コロナウイルスの感染拡大が加速しており、各国政府は感染の第2波に備えるべきだと呼びかけた。

アフリカCDCのトップ、John Nkengasong氏は、過去4週間に感染者はケニアでは週平均45%、コンゴ民主共和国では19%、エジプトでは8%増加していると指摘。「感染第2波に備える時はまさに今だ」と述べ、予防疲れモードにならないよう各国政府に促した。

人口13億人のアフリカ大陸は、これまでのところ、予想されていたよりもうまく感染を封じ込めている。3月に導入された厳格なロックダウン(都市封鎖)措置も奏功し、死亡率も他の一部地域より低い。

29日公表の公式データに基づきロイターが集計したところによると、感染者は174万人で、死亡者は4万1776人。

世界保健機関(WHO)のアフリカ担当幹部は、8月以降、多くの国では行動制限が緩和されているが、感染者の減少ペースは鈍化していると指摘。アフリカの景気回復を後押しするため、ある程度の規制緩和は正当化されるが、「感染者の上向きに対処し、それを封じ込めることが必要だ」と強調した。

Reuters
関連特集: 国際