[ブリュッセル 24日 ロイター] – ブリンケン米国務長官は24日、ロシアとドイツを結ぶ海底のガスパイプライン計画「ノルドストリーム2」に関する制裁は「現実的に可能」だと警告した。
会見で「パイプライン建設に携わる企業は米国の制裁を受けるリスクがある」ことを前日のマース独外相との会談で明確にしたと表明。「パイプラインは欧州を分断し、ウクライナや中欧をロシアの操作や威圧にさらすことになり、欧州が掲げるエネルギー目標にも反する」と語った。
ノルドストリーム2は、ロシアの天然ガスをウクライナなどを通さず、バルト海経由でドイツに直接運び込むパイプラインで、すでに95%程度完成している。ドイツは完成を目指すが、米国は欧州のロシアに対するエネルギー依存度が高まることを警戒し、反対している。
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