台湾、中小企業支援を拡大 新型コロナで

2021/05/27 更新: 2021/05/27

[台北 27日 ロイター] – 台湾当局は27日、新型コロナウイルスの流行で打撃を受けた中小企業を支援するため、追加で1000億台湾ドル(36億ドル)の融資を提供すると表明した。

関係筋によると、200億ドル近い融資が実施される可能性もある。

台湾中銀は昨年、新型コロナで打撃を受けた中小企業を支援するため、3000億台湾ドル(110億ドル)の融資を提供した。中銀は通常、低利で商業銀行に資金を貸し出し、商業銀行が中小企業に融資する。

関係筋によると、台湾の公営銀行は「難局を乗り切る助けをするため」次回融資分として5500億台湾ドルを用意している。

財政部(財政省)の当局者によると、財政部は公営銀行に対しどの程度の資金を用意できるか問い合わせ、5500億台湾ドル前後との回答を得た。

台湾はハイテク産業が好調だが、観光業や輸送業は苦しい立場に追い込まれている。

台湾では最近、新型コロナの感染が拡大。当局は集会の制限や娯楽施設の閉鎖に踏み切っている。飲食店も持ち帰りサービスのみ認められている。

Reuters
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