超党派議員連盟・日華懇談会の古屋圭司会長と同議連幹事長の岸信夫防衛相は15日、台湾の駐日大使に当たる謝長廷・台北駐日経済文化代表処代表らと国会内で面会し、酸素濃縮器1008台と、血中酸素濃度を計測するパルスオキシメーター1万台の寄贈を受けた。
台湾側によれば、日本が台湾に計390万回分の中共ウイルス(新型コロナ)ワクチンを提供したことへの返礼だという。議連は、機材を医療機関などに提供する方針だ。
この寄贈について、菅義偉首相は自身のツイッターで謝意を示した。「日本と台湾は自然災害や感染症の脅威に向き合うたび、人道的見地から互いに助け合うことで友情を育んできた」と日台関係の醸成をつづった。そして中国共産党が改悪した簡体字ではなく、伝統的な正体字で「謝謝台湾!」とツイートした。
台湾の皆さまへ
台湾から日本への酸素濃縮器と血中酸素濃度計の供与に心から御礼申し上げます。日本と台湾は自然災害や感染症の脅威に向き合うたび、人道的見地から互いに助け合うことで友情を育んできました。台湾から頂く機材は、これらを必要とする現場で大切に使わせていただきます。
謝謝台湾!— 菅 義偉 (@sugawitter) September 16, 2021
駐台日本大使館にあたる日本台湾交流協会は声明を発表。ウイルス感染症の流行初期、医療資源の不足に悩む日本に対して台湾がマスクを寄付したことに触れ、「愛と善意の循環は無敵」と表現し、相互の結束は非常に堅いと述べた。
これらの日本への医療機器の寄贈に対して、台湾のネットユーザーからは多くの好意的なコメントをつけた。「善の循環だ。日本からはワクチンをたくさん受け取っている。台湾が少しお返しするのは当然」、「台湾と日本は兄弟であり家族だ」、「(渡航規制が)解除されたら、また日本を旅行して、素晴らしい体験がしたい」。
(大紀元日本語編集部)
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