台湾全域で15日、日本寄贈のワクチンの接種が始まった。台湾では先月から、中共ウイルスの感染が急増したいっぽう、ワクチンの調達が難航していたため、日本政府は124万分のアストラゼネカ製のワクチンを無償提供した。
蔡英文総統は15日、自身のツイッターで「日本が提供してくれたAZ社のワクチンの接種が開始されました。 ありがとう、日本!」と日本語で投稿した。日本のユーザーからも「台湾パイナップル、おいしかったです」「一緒に頑張りましょう」といったメッセージが多数書き込まれた。
賴德清副総統も同日、「互いに助け合ってこそ、ウイルスに打ち勝って、苦しみを乗り越えることができます。日本の皆様、ありがとうございました!」と日本語でツイートした。
茂木外相が15日、台湾へワクチンの追加提供を検討する方針を示した。これに対して、台湾中央感染症指揮センターの陳時中(ちん・じちゅう)氏は同日の記者会見で、「日本政府の善意の表明にわれわれは非常に感謝する」と述べた。
(蘇文悦)
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