台湾が実動演習へ 中共軍の侵攻・海空封鎖を想定

2026/07/29 更新: 2026/07/29

台湾国防部は8月5日から14日まで、中共軍による台湾侵攻への対処を想定した実動演習「漢光42号」を実施する。演習は4段階に分けて行われ、都市部での訓練も組み合わせることで、国民の防衛意識向上を図る。

年次演習である今回の漢光演習は、9泊10日の日程で行われる。中共軍が軍事演習を口実に大規模な上陸作戦を開始するとの想定のもと、台湾軍は段階に応じて戦備態勢への移行、上陸阻止、縦深防御などを訓練する。

台湾国防部作戦計画室の呂文元室長は「今回の演習には、あらかじめ定められたシナリオはない。統裁部が示す状況に基づき、敵の脅威に応じて、各部隊や主要幹部が刻々と変化する状況への対応力を磨く」と明かした。

中共が海上や空から台湾を封鎖し、特に台湾東部でグレーゾーン活動を行う事態にも備える。演習では海軍と海巡署の部隊を連携させ、西太平洋海域での船舶護衛や物資輸送も訓練する。

呂文元氏は、「海空域では、封鎖への対処や護衛、海巡署と連携した訓練を行う。沿岸打撃や護衛に関する訓練も重点項目の一つ。西太平洋では、海巡署の部隊と連携し、物資の中継輸送や船舶の護衛などを訓練する」と説明した。

また、無人装備は、現代の戦場で重要な戦力となっている。このため、無人装備の作戦運用と、その対処方法も演習の重点項目に盛り込まれる。今回の軍事演習は、台湾各地の自治体が実施する都市防衛・強靱化訓練とも連動する。携帯電話の通信速度を低下させる訓練も初めて行われ、台湾の人口の約7割に影響が及ぶ見通しである。

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