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江西省元高官、退職11年後調査受ける 在任中盗撮被害に遭う

2021/10/15 更新: 2021/10/15

江西省国土資源庁の元トップの劉積福氏(72)は、定年退職から11年後に「重大な規律違反」の疑いで調査を受けた。在任中、「盗撮事件」に巻き込まれた。

劉氏は1978年に江西省吉安市の地方裁判所の副秘書長として公職に就き、その後昇進を重ね、2005年6月に江西省国土資源庁の党書記に就任し、9カ月後には庁長となった。2010年1月、60歳で退職した。

劉氏は在任中に「盗聴」されたと報じられている。

2009年初め、江西省規律検査委員会は、国土資源庁に関する報告書を劉氏に手渡した。この報告書には、同氏がオフィスで誰かと話している様子を撮影したビデオファイルが添付されていた。これに対し、同氏は同省の捜査機関に調査を依頼した。

盗撮を仕掛けたのは国土資源庁の3人の副庁長だった。別の幹部に不満を抱き、同幹部の不法行為の証拠を収集するため、オフィスに監視カメラを設置したという。2009年3月、3人は同時に解任され、調査を受けた。翌年、それぞれ無期懲役を言い渡された。

(翻訳編集・王君宜)

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