印ムンバイにセブン―イレブン1号店 ニーズ把握し地域密着路線へ

2021/10/19 更新: 2021/10/19

大手コンビニチェーンのセブン―イレブン・ジャパンが9日、インドムンバイで1号店を開業した。セブン&アイホールディングスの米国子会社と、インド大手財閥傘下のリライアンス・リテール・ベンチャーズの子会社がフランチャイズ(FC)契約を締結した。地元住民のニーズに合う商品を開発し、地域密着路線を歩む。

ムンバイはインド西部に位置するマハラシュトラ州の州都。商業、金融業、映画産業が集積しており、リライアンス・リテール・ベンチャーズの親会社リライアンス・インダストリーズの本社所在地でもある。

セブン―イレブンは2019年2月、インドの小売り大手フューチャー・グループ傘下の企業と契約を締結したと発表していたが、今年10月5日に契約を終了させた。

インドのムンバイに開店したセブンーイレブンの一号店。食品をイメージしたイラストが描かれている (Photo by INDRANIL MUKHERJEE/AFP via Getty Images)

インド1号店では、現地で人気のある商品や飲料、スナック、地元の人々の嗜好に合わせて開発されたフレッシュフードなどを展開する予定であり、地域に密着したコンビニエンスストアを目指すという。

米国セブン―イレブンのジョセフ・デピントCEOは開店に際し、「インドは世界で2番目に大きな国で、最も経済成長の早い国の1つ」「セブン―イレブンの利便性と象徴的な商品を、ムンバイを起点として何百万人ものインドの顧客にお届けする」とコメントした。

日本貿易推進機構(JETRO)によると、インドの小売市場は家族経営の伝統的な小売店が9割以上を占めているいっぽう、近年はコンビニエンスストアが徐々に店舗網を拡大させている。ムンバイを中心にインド展開を進めるセブン―イレブンにとって、伝統的な小売店や競合他社との差別化が発展のカギになるという。

セブン―イレブンの公式発表では、今年8月末時点での全世界の店舗総数は7万7408か所あり、インドは同社が進出する18番目の国・地域である。

(王文亮)