[台北 31日 ロイター] – 台湾空軍は31日、防空識別圏(ADIZ)に侵入した中国の戦闘機など8機に対し、警告のため軍機を緊急発進(スクランブル)させた。台湾国防部(国防省)が31日夜、明らかにした。
国防部によると、ADIZに侵入したのは中国の「殲16」戦闘機6機、対潜哨戒機1機、偵察機1機。
台湾は、中国軍による台湾周辺での活動が地域の安定を脅かすとして、自らの自由と民主主義を守ると繰り返し表明している。
ブリンケン米国務長官は31日、中国の王毅国務委員兼外相とローマで会談し、台湾海峡の緊張を高めている中国の行為に反対すると表明した。これに対し王外相は、台湾の独立勢力に対する米国の支援が、台湾を巡る緊張の原因を作っていると反論した。
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