最近、中国山西省忻州市原平の小学校が作成した児童の家庭状況調査表がネット上で物議を醸している。同表では、「権力者の子女」「幹部の子女」と親の社会地位などに応じて児童を分類した。
流出した調査票によると、分類は「女子児童」「一人親家庭」「中退歴」「幹部の子女」「企業社長の子女」「権力者の子女」「親に犯罪歴」「成績不振」「外市から転入、また各種人脈のある児童」「交際歴のある生徒」「親が宗教的な信仰を持つ」など11種類にのぼった。
この表を見たネット有名人である王人平氏は、「親の社会地位などに応じて生徒を高低貴賤に分けたり、あるいは生徒の成績などに応じてレッテルを貼ったりすることは、プライバシーの侵害だけでなく、生徒の尊厳をも傷つけた」と指摘した。差別的な扱いがなくても、「これは極めて悪く、そして汚い『教育』だ」と批判した。
2日、同小学校の職員はメディアに対し、関連調査は中止したと回答した。
「一部の教師が調査の意味をちゃんと理解していなかった」などと主張した。
(翻訳編集・李凌)
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