岸信夫防衛相は3日、米国のオースティン国防長官と電話会談を行い「世界的な戦力態勢の見直し(GPR)」に基づくインド太平洋地域の米軍事力の増強を歓迎するとともに、同盟関係を一層強化することを確認した。米軍機による燃料タンク投棄について円滑な対応を強く求めた。
米国防総省、在外米軍の態勢見直しを発表 優先地域はインド太平洋…中国は「迫りくる脅威」
岸防衛相は「厳しさを増す安全保障環境に対応するため、日米同盟の抑止力・ 対処力を一層強化することを確認」したとコメントした。
日米双方の外相・防衛相による日米安全保障協議委員会(「2+2」会談)については「できるだけ早いタイミング」で開催することで一致した。
北朝鮮による度重なるミサイル発射を受けて、双方は日米・日米韓の防衛当局間の連携の重要性を確認した。
米軍三沢基地所属のF16戦闘機が飛行中に燃料タンクを投棄したことについて、岸防衛相は「在日米軍の安全運用、円滑な事故対応について直接申し入れ」を行ったと明らかにした。
米国防総省のリリースによると、オースティン国防長官は会談で「この地域の安全と安定へのコミットメント及び日米同盟の永続的な強さを強調した」という。
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