ロシアのプーチン大統領は6日午後、インドを訪問し、首都ニューデリーのハイデラバードハウスでモディ首相と会談した。対面式のロ印首脳会談は2019年以来2年ぶり。首脳会談に先立ち、ロシアとインドによる初の外務・防衛担当閣僚協議(2+2)が開催された。
モディ首相は会談について「友人のプーチン大統領、インドへようこそ。本日の会議では特別な戦略的パートナーシップ関係を強化することでしょう。私たちが今日取っているイニシアチブは、新しい分野での協力範囲を拡大させるでしょう」とツイッターに投稿した。
ロシアの大統領府は会談について「ロシアとインドの協議では、両首脳が特別な戦略的パートナーシップ関係のさらなる発展について話し合い、国際的な話題について意見交換することが期待されている」と発表した。
首脳会談に先立ち、ロシアとインドによる初の外務・防衛担当閣僚協議(2+2)が開催された。これまでインドが2+2会合を開いたのは戦略枠組み「クアッド」の米国、日本、豪州のみ。
米国が「クアッド」を通じてインド太平洋地域での連携強化を図るなか、ロシアは友好国インドとの関係を強調して、米国をけん制する狙いがあるとみられる。
ご利用上の不明点は ヘルプセンター にお問い合わせください。