米バージニア州ノーサンバーランド郡は9日、中国共産党が伝統気功グループ、法輪功学習者らを対象に行っている強制臓器収奪を非難する決議案を全会一致で可決した。
バージニア州で今年、同様の決議が通過したのはこれで24郡目になる。
同郡の政策決定機関、管理委員会(Board of Supervisors、メンバー5人構成)のリチャード・ヘイニー(Richard Haynie)委員長は、中国当局が生きている人々から強制的に臓器摘出したことは「大虐殺に相当する」と大紀元に語った。
委員長は、バイデン政権と各国の政府は立ち上がり、「中国当局に強制臓器収奪をやめるよう要求しなければならない」と述べた。同氏は、中国当局は「過去、数百万人のユダヤ人を殺害したヒトラーや、数百万人の国民を殺したスターリンと同じだ」と話した。
管理委員会のジェームズ・ロング(James M. Long)副委員長は、「バイデン政権が中国当局にこの問題を提起するよう望む」とした。
決議案は、強制臓器収奪に関するカナダの人権弁護士デービッド・マタス氏らの調査報告書、英国の民衆法廷が2019年に出した判決などに言及し、「中国共産党政権が現在行っている法輪功への迫害と、すべての良心犯に対する国家主導の強制臓器収奪を強く非難する」とした。
決議案は、「郡と近郊の住民や医療機関に、臓器移植のために中国へ渡航することの危険性を知らせ」、「地元住民が、国家主導の良心犯への強制臓器収奪の共犯者になることを防ぐ」とした。
(翻訳編集・張哲)
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