中国北西部の大都市、西安市で現地政府は22日午後、中共ウイルス(新型コロナウイルス)の感染拡大防止策として、23日午前零時から「閉鎖式管理(実質上の都市封鎖)を実施する」と緊急通達した。
中国衛生部の発表では、22日に西安市の中共ウイルスの新規感染者は52人、12月9日からの累計患者数は143人、すべて「デルタ株」の感染で、「オミクロン株」の感染例はまだ見つかっていないという。
1世帯につき2日に1回、1人だけが外出して生活用品を購入できる。
西安市内への出入りは禁止される。フライト情報サイト「VariFlight」によると、西安発着便の85%以上が欠航している。
緊急通達が発表された直後、市民が買い占めに走るなど市内は一時混乱状態だった。公共の場への出入りに必須の「健康コード」は、アクセスが殺到してシステムクラッシュが起こった。
大紀元に寄せられた市民の情報によると、同市のPCR検査システムが21日に故障し、当日に採取したサンプルが全部無効になった。同市民は「寒風の中、5時間待ち続けた数百人は検査を受けられないと告げられて、大変なショックを受けた」と話した。
また、同市では最近、出血熱の感染も急激に増えているとみられる。市当局は現状は「予防可能、コントロール可能」としている。
地元市民と名乗るネットユーザーから、「大勢の農民が感染して死亡した」「出血熱の治療指定病院は軒並み満床」「イチゴのビニールハウスはネズミだらけだ」といった投稿があった。
出血熱は通常、人から人へ感染することはない。
同市当局は今回は「閉鎖式管理」であることを強調し、「都市封鎖」という従来の表現を避けた。
(翻訳編集・叶子静)
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