「中国共産党が国際秩序を破壊する恐れ」=ポンペオ元国務長官

2022/01/26 更新: 2022/01/26

米国のポンペオ元国務長官は25日に国際会議アーガス・アメリカス・クルード・サミット2022に出演し、第二次世界大戦後に確立されたルールに基づく国際秩序が中国共産党の台頭で破壊される恐れがあると警告した。

ポンペオ氏は、中国共産党による影響力の増大は台湾への軍事圧力という局所的な問題に留まらず、世界の政治的な権力バランスに関わる問題だと述べた。

トランプ前政権の下で中央情報局(CIA)長官と国務長官を務めたCIA長官としての在任期間中、米国はテロとの戦いから中国共産党の台頭といった脅威の焦点を移行する時期だったと語った。幸いにも同党の野望に対し「世界中が目覚めてきている」とも述べた。

ポンペオ氏は、米中貿易摩擦についても言及。米国第37代目のニクソン大統領が国交回復のために中国を訪問した1972年に「おそらく貿易戦争は始まった」と指摘し、改めて中国共産党の民主主義的な変化を期待した過去の米政権の失策を振り返った。

「当時、米中は互いにビジネスを奨励した。米国の政策は中国共産党とのつながりを促進した。今日、それは世界にとって巨大な負債となっている」と述べ、中国依存からの脱却を図る重要性を訴えた。

米国をはじめ国際関係担当。
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