1月8日からCOVID‑19の新規感染者数が急速に減少し始めた。これに対し、ジョンズ・ホプキンス大学のマーティ・マカリー教授は、ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)紙の論説で、この急激な減少は、4月に「集団免疫」が達成され、パンデミックが終息に向かうことを意味すると述べている。コロナ疲れに悩む多くの人と同じように、このまま数字が下がり続け、マカリー教授の予想が当たることを願っている。
マカリー教授は、この急激な減少はワクチン接種やマスク、ソーシャル・ディスタンス確保などの予防策によるものではなく、集団免疫によるもので、感染から回復して免疫を獲得する人が増えるにつれて、パンデミックの終焉は間近であることを意味していると述べた。
新規感染者数の「激減」には、もう一つの説明がある。PCR検査のCt値に関する世界保健機関(WHO)の最新ガイドラインである。それによると、Ct値が40を超えると偽陽性率が大幅に上昇し、30を下回ると偽陽性率が低下する。つまり、Ct値を下げるだけで、新規感染者数を劇的に減少させることができるのだ。これが要因の一つかもしれない。
消えたインフルエンザ?
アメリカ疾病予防管理センター(CDC)のデータのもう一つの異常なところは、検査機関から報告されたインフルエンザによる患者数が消えたことである。Knut Witkowski氏など一部の疫学者は、インフルエンザ患者がコロナ患者として表示されているためだと述べている。国民の知らないところで、データを操作・改ざんする方法は無数にあるようだ。
ワクチンの安全性と有効性
私の友人、隣人、家族の多くは、急いでワクチンを接種し、そして、公共の利益のためにそうしたと誇らしげに自慢している。
しかし、このワクチンには問題がないわけではない。まず、すでに感染から回復した人に使用すると、すでに免疫を獲得しているため、ワクチン接種により免疫の増強が誘導される。この人たちはもう免疫があるので、ワクチンを接種する必要はないのだ。もし、彼らがワクチンを接種した場合、有害な免疫増強のリスクが高まる。心臓血管外科医のHooman Noorchashm博士は、アメリカ食品医薬品局(FDA)宛ての警告文の中で、「最近回復した人や無症状者におけるリスクが上昇している」と指摘している。
「ほぼ確実な免疫学的予測として、ワクチン接種者の組織にウイルス抗原が存在する場合、ワクチンによって引き起こされる抗原特異的免疫応答がこれらの組織を攻撃し、組織の炎症や損傷を引き起こすと考えられる」と彼は書いている。
そのためか、ワクチン接種後1〜2日で死亡するケースがメディアやCDCの予防接種安全性監視システム(VAERS)で多く報告されている。ほとんどの人はワクチンを接種しても問題はないのだが、少なくとも近所に住む私の知人の一人は接種後すぐに亡くなった。おそらく、このハイリスクグループ、つまり、過去にウイルス感染から回復し、免疫を獲得した人々へのワクチン投与は避けた方が賢明だろう。現在、米国はそのような予防措置を取っていないが、もしかしたら取るべきかもしれない。
ヒドロキシクロロキンに対する考えの大転換
どうやら、Facebookでもヒドロキシクロロキンの情報を検閲する姿勢を改めたようだ。ヒドロキシクロロキンは既存薬で、コロナウイルスに有効なウイルス剤の一つとして認識されている。アジスロマイシン、イベルメクチン、メラトニン、亜鉛、ビタミンD 3、ビタミンA、ビタミンCなど、既存薬を再利用した多くの抗ウイルス剤は、ウイルス性疾患の治療に非常に有効であると考えられる。
また、60歳未満の生存率99.9%のウイルス感染症に、なぜ実験的なワクチンを使わなければならないのか疑問が残る。有効な治療法があるのなら、なぜワクチンが必要なのだろうか?これらのワクチンはいずれもFDAの正式認可を受けていないが、臨床試験の一環として、緊急使用許可(EUA)のもとで人々に提供されている。
おわりに
4月でパンデミックが終わるのか?マカリー博士の予想が当たるかどうかは、時間が経ってみないと分からない。彼が正しく、物事が正常に戻ることを望んでいる。
執筆者プロフィール
ジェフリー・ダック(Jeffrey Dach)博士は、フロリダ州デイビーにあるバイオアイデンティカルホルモン、サイロイドホルモン、自然療法を専門とするクリニック「TrueMedMD」の創設者兼メディカルディレクターである。
オリジナル記事:英文大紀元の「Is the Covid Casedemic Over?」
(翻訳・王君宜)
ご利用上の不明点は ヘルプセンター にお問い合わせください。