2021年の日越間貿易額、初めて400億ドル台に

2022/02/02 更新: 2022/02/02

ベトナム税関の統計によると、昨年の日本とベトナムの貿易額は約427億ドルとなり、初めて400億ドル台に達したという。また、中共ウイルス(新型コロナウイルス)対策で工場の稼働率が低下したにもかかわらず、ベトナムの昨年の輸出額輸入額はともに過去最高を更新した。1月26日に同国の関税オンラインニュースが伝えた。

2021年のベトナムから日本向けの輸出総額は201億3000万ドルで前年比4.4%増だった。そのうち輸出額が10億ドル以上の品目は衣料品・繊維製品で32億3000万ドル(約3680億円)、機械・整備・工具・予備部品が約25億6000万ドル(約2920億円)、輸送機が約24億7000万ドル(約2810億円)だった。

いっぽう、昨年の日本からベトナムへの輸入は前年比11.3%増で約226億5000ドル(約2兆5790億)と大幅に増加した。最も多いのはコンピュータ・電子製品・部品で62億2000万ドル(約7080億円)、ついで機械・設備、工具、予備部品が約44億5000万ドル(約5070億円)、鉄鋼製品が17億3000万ドル(約1970億円)だった。

昨年のベトナムの輸出総額は3363億ドルで前年比19.0%増、輸入は3322億ドルで26.5%増となり、過去最高を更新。中共ウイルス(新型コロナウイルス)対策で工場の稼働率が低下した期間を含めても貿易は好調に転じた。

日本はベトナムにとって、中国、米国、韓国に次ぐ4番目の貿易相手国。財務省によると、日本にとってベトナムは貿易額で第8位という。

蘇文悦
蘇文悦
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