スウェーデン、ファーウェイの控訴を却下 

2022/06/23 更新: 2022/06/23

スウェーデンの控訴裁判所は22日、中国の通信機器最大手・華為技術ファーウェイ)による控訴を棄却する判決を下した。ファーウェイは、スウェーデン郵便電気通信庁(PTS)による同社製品の使用禁止令を不服として控訴していた。

PTSは2020年、安全保障上の懸念があるとして、次世代通信規格「5G」でファーウェイの製品を使うことを禁止した。同社製品を段階的に廃止させ、2025年1月1日までに他社製品に交換することを求めていた。

スウェーデンの発表によると、「周波数帯域における無線設備の使用がスウェーデンの安全保障に悪影響を及ぼさないことを保証する」とする2020年1月に施行された新法に基づく決定だという。

昨年に6月には、スウェーデン行政裁判所が同社による上訴を棄却している。

米国は同盟国などに対し、ファーウェイ製品を排除するよう呼びかけており、英国、オーストラリアのほか、先月にはカナダがファーウェイ製通信機器の排除を決定した。

米国をはじめ国際関係担当。