中国メディアによると、5日正午過ぎに中国西南部の四川省カンゼ・チベット族自治州濾定県で発生したマグニチュード6.8の地震では、6日午前7時時点で、少なくとも65人が死亡し、248人が負傷した。行方不明者は12人。
6日早朝、カンゼ・チベット自治区と同省雅安市の住民5万人余りは避難指示を受けて他の地域に移動した。
地震直後の道路被害により、上海市とチベット自治区を結ぶ国道G318を含む複数の主要幹線道路が寸断された。震源地付近では、観光客や住民ら1000人以上が取り残された。
地震の影響で通信障害が発生し、3万5000世帯に影響が出ている。また4万3158世帯が停電した。
濾定県は6日午前9時半ごろ、地震による山崩れが原因で県内の川がせき止められたと発表した。下流周辺に住む村民100人余りが避難した。
いっぽう、中国気象局は5~7日にかけて濾定県で降水確率が高いとして、地震後に地盤が緩くなった地域で地滑りや土砂崩れの発生に注意を呼び掛けた。
ただ、中国政府の隠ぺい体質で実際の被害状況は不明だ。
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