[パリ 2日 ロイター] – 国連食糧農業機関(FAO)が2日発表した11月の食料価格指数は135.7と、前月の135.9から小幅に低下した。
ロシアのウクライナ侵攻を受けて3月に過去最高を記録したが、その後8カ月連続で低下している。
植物油、砂糖は値上がりしたが、穀物、肉類、乳製品が値下がりした。
11月には国連が仲介したウクライナ産穀物輸出に関する合意が120日間延長され、黒海経由の輸出が戦争で混乱するとの懸念が和らいだ。
食料価格指数は前年同月の水準をわずかに0.3%上回る水準。ただ、歴史的には依然高水準で推移している。
FAOは2022年の世界の穀物生産を27億5600万トンと予測。昨年の推定生産量を2%下回り、3年ぶりの低水準となる見通し。
前月時点の予測は27億6400万トンだった。ウクライナのトウモロコシ生産見通しの低迷が下方修正の主因。戦争で収穫後の作業コストが高騰しているという。
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