[ソウル 12日 ロイター] – 北朝鮮を監視している米シンクタンク「38ノース」は12日、衛星画像に基づき、ロシアからの貨物が北朝鮮の車両基地に山積みにされているようだとの見解を示した。
両国は11月上旬、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)初期の2020年以来となる列車の往来を再開した。
38ノースは11月下旬から12月上旬にかけて豆満江駅の様子を捉えた画像から、両国間の貿易再開が順調に進んでいることがうかがえると指摘。
「豆満江の貨物取扱エリアが拡大されており、北朝鮮がコロナ前と比較して貨物量の増加を見込んでいることもうかがえる。今後より重要なパートナーになる可能性がある」と分析した。
ただ、中国からの貨物向けに設けたような大規模な検疫施設が設置されていないことから、ロシアからの貨物量が中国の貨物量を上回る可能性は低いとした。その上で、コロナ感染が落ち着くに伴い北朝鮮が世界に国境を開きつつある兆しだと指摘した。
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