ワクチン接種者の死亡例が相次ぎ、世間は不安を募らせている。「予防接種が原因で死亡したのか?」と問うのは自然なことである。その問いに答える最も決定的な方法は、剖検である。
コンスタンチン・シュワブ(Constantin Schwab:ハイデルベルク大学病院、病理学研究所)氏らは、ドイツのハイデルベルクで詳細な剖検を行い、ワクチン接種後の死亡例について報告した[i]。
注射後20日以内に死亡した35人のうち、10人は明らかにワクチンが原因ではないとして除外された(例: 薬物の過剰摂取)。
残りの25人(71%)は、心筋梗塞、心不全の悪化、動脈瘤、肺塞栓症、致死性脳卒中、ワクチン起因性免疫性血栓性血小板減少症(vaccine-induced immune thrombotic thrombocytopenia:VITT)などワクチン損傷症候群と一致する最終診断が下された。
興味深いことに、急性心筋炎が原因で死亡した5人の心筋の病理組織学的検査を行った結果、mRNAワクチンを注射した三角筋で見られたものと非常によく似た斑状の炎症が確認された。
報告書から以下のことが分かった。
1) ワクチン服用後20日以内に発生した死亡の71%は、新型コロナワクチン接種で発生することがよく知られている状態によるものと思われる。
2)心臓の炎症は、腕の炎症と同じパターンである。したがって、ワクチン接種後数日以内の死亡は、遺伝子産物による可能性が高く、腕の炎症は心臓における同様のプロセスの代理である可能性があると結論することができる。
ワクチン接種後の剖検によって得た結果が多いことから、家族や医師は死後検査を推進するよう促されるだろう。そのため、この医療行為がいかにしてこれほど多くの人命の損失をもたらしているのか、もっと知ることができるようになるはずだ。
[i] Schwab, C., Domke, L.M., Hartmann, L. et al. Autopsy-based histopathological characterization of myocarditis after anti-SARS-CoV-2-vaccination. Clin Res Cardiol (2022). https://doi.org/10.1007/s00392-022-02129-5
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