英国議会の防衛特別委員会の委員長は、2022年11月下旬に台湾の潜水艦プログラムについて協議するために台北を訪問した際に、台湾への軍事援助の増加は「さらに可能性を検討していくこと」が必要だと述べた。
ほとんどの国と同様に、英国は中国が領有を主張している、民主的に統治された台湾と外交関係を持っていない。 他の西側諸国と同様に、英国は中国政府による軍事的脅威に晒された台湾への支援を増強している。
台湾の武器の国外調達先としては米国が依然最重要ではあるが、英国は台湾の国産潜水艦の部隊の開発を支援している。
英国が台湾の軍事を武器と機密情報の提供で支援するべきか聞かれた特別委員会のトビアス・エルウッド委員長は、「はい、まさにその通りだ」と答えた。
中国との「黄金時代」の関係は終了したとのリシ・スナク英首相の最近のコメントに言及し、エルウッド委員長は、「さらに可能性を検討していくことが必要だ。 [2023年]5月にこれをさらに検討するために委員会を再招集するよう努める」と述べた。
与党である保守党の重鎮で防衛大臣も務めたこともあるエルウッド委員長は、台湾の潜水艦プログラムについても協議したが、公式にコメントを出すにはもう少し理解する必要があると述べた。
台北滞在中に、エルウッド委員長は蔡英文台湾総統、呉釗燮台湾外交部部長および顧立雄台湾国家安全保障会議秘書長と会談した。
エルウッド委員長は、英国は台湾との軍事およびセキュリティ関連の交流を強化して、台湾を国際的に支援するのに更なる勇気を持つべきだと述べた。
エルウッド委員長は、「英国は、他の国よりもウクライナの支援に前向きに取り組んだ。 他の国もそれに続いた。 同じことを台湾に対してすることを阻むことはない」とし、
我々のウクライナに対しての臆病さから学ばなければいけないことは多々ある。 経済および安全保障に対する影響を見て、西側諸国のリーダーたちは侵略が開始されることを事前に防がなかったことの愚かさをひそかに認識している」と述べた。
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