[ソウル 5日 ロイター] – 韓国軍は5日、12月26日に軍事境界線を越えて領空に入った北朝鮮のドローン(無人機)5機のうち1機が首都ソウルの大統領府を中心とする飛行禁止区域の北端に侵入したと発表した。
侵入を受けて韓国軍は戦闘機と攻撃ヘリコプターを緊急発進させたが、数時間にわたり韓国上空を飛行したドローンを撃墜できなかった。
軍の合同参謀本部は当初、ソウル近くまで飛来したドローン1機が大統領府周辺の飛行禁止区域に侵入したとの見解を否定していたが、5日になって一転、同区域の北端に侵入していたことを認めた。
合同参謀本部の報道官は、今回の侵入を巡る軍の準備態勢を点検した結果、分析に変更があったと説明した。
軍によると、ドローンは大統領府がある龍山地区の上空は飛行しなかった。
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