[ワシントン 7日 ロイター] – 米上院民主党トップのシューマー院内総務は7日、米中関係は緊迫していると述べた。米国は週末に中国の偵察気球を撃墜したが、バイデン政権は他の措置を検討しているという。
米中関係の状態について「緊張している」と説明。バイデン政権はブリンケン国務長官の訪中をキャンセルしたほか、「取り得る他の措置を検討している」と語った。
また、バイデン政権が中国の偵察気球を巡り冷静に対応したとし、大統領の対応を批判する共和党議員を非難。「これは政治が必要ない分野の一つであり、民主・共和両党が一つとなる必要がある。中国の行動を非難し中国共産党に対する統一戦線を確保するために団結する必要がある」と述べた。
バイデン大統領は6日、米国による中国の偵察気球撃墜によって米中関係が弱まるかとの質問に対し「ノー。中国にわれわれが行うことを明確にしていた。彼らは米国の立場を理解している。引き下がるつもりはない」とし、「われわれは正しいことを行った。弱めるとか強めるという問題ではなく、それが現実だ」と応じた。
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