[ベルリン 25日 ロイター] – ドイツの首都ベルリンで25日、ウクライナへの武器供与に反対するデモが行われ、警察によると市中心部に約1万人が集まった。これに対し政府当局者らが批判を強め、秩序維持のため警官が大規模動員された。
前日の24日は侵攻1年目に当たり、西側諸国が兵器の追加供与を約束したほか、新たな制裁発動や世界的なウクライナ支援の動きが見られた。ドイツと米国はウクライナに世界で最も多くの武器を提供している。
デモは著名な左派政治家が組織。主催者のウェブサイトには「首相に対し直ちに武器供与の拡大停止を求める。日々1000人の人命が新たに失われ、われわれは第三次世界大戦に近づいているためだ」と記された。
あるデモ参加者が掲げたプラカードには「悪化でなく交渉を」と書かれていた。警察は、デモは平和的に行われたとしている。
リントナー財務相はデモについて「明確に反対」されるべきとし、ツイッターに「ウクライナの側に立たない者は歴史の誤った側に立つことになる」と投稿した。
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