[ブリュッセル 20日 ロイター] – 欧州連合(EU)は20日、向こう1年間でウクライナに100万発の砲弾を供給する20億ユーロの計画に合意した。
EUはこの日、ブリュッセルで外務・防衛閣僚会議を開催。エストニアのペフクル国防相は記者団に対し「ウクライナに155ミリ口径の弾薬を100万発供給する政治的合意に達した」と述べた。
合意された計画は欧州連合(EU)の外相に当たるボレル外交安全保障上級代表の提案に基づくもので、ウクライナに直ちに備蓄の砲弾を供給するための10億ユーロ(10億7000万ドル)に加え、10億ユーロの共同購入で構成。共同購入先は、EU、およびEUと経済的に密接な関係にあるノルウェーの企業に限定される。
合意の一環として、EU加盟国17カ国とノルウェーは155ミリ口径の弾薬を迅速に購入するための共同の取り組みなどを定めた文書に署名した。
EUはこれまで防衛調達を加盟各国に委ねてきたため、こうした共同購入はEUの統合強化に向けた大きな一歩となる。
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