[リヤド 9日 ロイター] – イエメン内戦を巡り、サウジアラビアの代表団が9日、イエメンの首都サヌアで、敵対する親イラン武装組織フーシ派の幹部と会談した。フーシ派の勢力下にあるイエメン国営サバ通信が報じた。会談には仲介役であるオマーンの代表団も同席。サウジ側は恒久的な停戦を求めている。
イエメン内戦では国連も並行的に取り組みを進めているが、今回の代表団訪問でオマーンの仲介による協議の進展ぶりが浮き彫りになった。
サウジとイランが中国の仲介で外交関係正常化に合意したことで、イエメンの和平に向けた取り組みに弾みが付いている。イエメンと国境を接するオマーンは以前から仲介に努めていた。
サバ通信によると、サウジとオマーンの代表団は大統領府でフーシ派最高政治評議会のマフディ・アルマシャート議長と会談した。
消息筋によると、協議ではフーシ派が支配権を握っている港湾やサヌア空港の全面的な再開、公務員への賃金支払い、復興計画、外国部隊の撤退スケジュールなどが焦点になっている。
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