[エルサレム 10日 ロイター] – イスラエルのネタニヤフ首相は10日、安全保障上の危機が深刻化していることを踏まえてガラント国防相を留任させると述べ、更迭決定を撤回した。
ネタニヤフ氏は先月、政権が推進する司法制度改革に公然と反対を表明したガラント国防相の更迭を決めたが、先週これを延期する方針を示していた。
同相の更迭を巡っては国内で抗議活動が広がり、海外からも懸念の声が上がっていた。
ネタニヤフ氏は10日の記者会見で「われわれの見解の相違を過去のものにすることを決めた」と表明。過去2週間にガラント氏と緊密に連携してきたと語った。
このところ、イスラエルとパレスチナの間で緊張が高まっている。
ネタニヤフ氏はまた、司法制度改革を巡って緊張したとみられる米国との関係について「これまで以上に強固」だとし、両国は安全保障や情報面で協力関係にあると述べた。
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