[台北 26日 ロイター] – 台湾国防部(国防省)は26日、年次軍事演習「漢光」について、今年は台湾封鎖への対抗や軍の戦闘能力維持に重点を置くと発表した。
台湾を自国領土の一部を見なす中国は過去3年間にわたって、軍事的圧力を強めている。今月には蔡英文総統が米カリフォルニア州ロサンゼルスでマッカーシー米下院議長(共和党)と会談したことを受け、台湾周辺で精密攻撃や封鎖の訓練を行った。
台湾国防省によると、漢光は5月15─19日の机上演習と、7月24─28日の実弾演習の2部構成になり、戦闘力の「維持」と「海上阻止」に焦点を当てるという。
民間空港の利用や航空資産の分散、地上部隊の偽装方法なども含まれる。
また、海軍は敵や強襲揚陸艦への攻撃に向け海・空・陸の戦力を統合し、封鎖に対抗するためにシーレーンを保護するという。
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