[ソウル 25日 ロイター] – 米拠点の北朝鮮分析サイト「38ノース」は25日の報告書で、北朝鮮の衛星発射場での建設作業が「新たなレベルの緊急性」を帯びており、打ち上げに向けた準備の可能性が高いと指摘した。
北朝鮮は軍事偵察衛星1号機の製造が完了し、金正恩朝鮮労働党総書記が打ち上げの最終準備を承認したとしているが、日程は明らかにしていない。
38ノースは22日撮影の衛星画像を基に、西海衛星発射場の東の沿岸部にある新たな発射台の進捗状況が「著しいペース」で進んでいると分析。
「西海発射場の主要構造物は過去1年で近代化や拡張が進められてきたが、今回の活動加速は衛星打ち上げに対応する用意を整えるための新たなレベルの緊急性を示唆している」とした。
新発射台にはレールマウント式組み立て構造や照明塔などがあるように見える。
38ノースは、液体燃料式ロケットを使用するのであれば追加の設備が必要になる可能性が高いとも指摘した。
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