[7日 ロイター] – 米国のペンス前副大統領が7日、2024年大統領選の共和党候補指名争いへの出馬を正式に表明した。副大統領として仕えたトランプ前大統領に挑戦する。
7日に64歳の誕生日を迎えたペンス氏はツイッターに投稿した動画で出馬を表明。「共にこの国を取り戻すことができる。地球上で最も偉大な国の最良の日々はまだ訪れていない」とし、民主党の現職バイデン大統領を批判した。
また、同日に激戦州とされるアイオワ州で開いた集会で、2021年1月6日に発生したトランプ氏支持者による米連邦議会議事堂襲撃を巡りトランプ氏を批判。トランプ氏には選挙結果に干渉する憲法上の権限はなく、トランプ氏は「間違っていた」とし、「憲法より自分を優先させる者は米大統領になるべきではなく、憲法より自分を優先させるよう誰かに頼んだ者は二度と米国大統領になるべきではない」とした。
さらに、襲撃当日にトランプ氏からトランプ氏か憲法かいずれかを選べと要求されていたことを明かし、「次は有権者が同じ選択を迫られることになる」とした。
米大統領選では元副大統領が自身が仕えた大統領と対決するのは極めてまれ。ペンス氏は副大統領時代、複数のスキャンダルにもかかわらずトランプ氏を擁護。しかし、20年大統領選の結果を覆そうとしたトランプ氏からの圧力に屈せず、関係は悪化した。
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