道路に撒かれたのは「大量のガビョウ」 なぜこんな悪戯をするのか=中国 江蘇

2023/09/04 更新: 2023/09/04

8月30日、江蘇省蘇州市にある上海蟹で有名な陽澄湖(ようちょうこ)付近の自転車用道路に、大量の画鋲(がびょう)がばら撒かれていたことがわかった。

SNS投稿動画を見ると、タイヤに複数の画鋲が刺さり、パンクするなどの被害を受けた自転車は少なくない。別の動画では「畜生、誰だこんなことをする奴は!」と、撮影者は道路いっぱいに散らばる画鋲に向かって怒りをあらわにしていた。

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(自転車用道路にばら撒かれた大量の画鋲(左)と自転車のタイヤに刺さった画鋲(右)。SNS投稿動画よりスクリーンショット。

実は近年、道徳が著しく低下した中国では、自転車などのタイヤがパンクするのを承知で、道路に画鋲やクギ、木ネジなどがバラまかれるケースが少なくない。

非常に悪質な行為であるが、その付近のパンク修理屋の仕業というより、これも一つの屈折した心理からくる「社会報復」ではないかと見られている。

2021年5 月30日、江西省の宜春から南昌までの長さ60キロの高速道路の路面に大量のクギがばら撒かれる事件が起きた。これにより、100台以上の車のタイヤにクギが刺さるなどの被害が出ており、「タイヤがまるでハリネズミのようだ」とトラック運転手らが怒りをあらわにしていた。江西省の地元テレビ局が報じた。

李凌
エポックタイムズ記者。主に中国関連報道を担当。大学では経済学を専攻。カウンセラー育成学校で心理カウンセリングも学んだ。中国の真実の姿を伝えます!
鳥飼聡
二松学舎大院博士課程修了(文学修士)。高校教師などを経て、エポックタイムズ入社。中国の文化、歴史、社会関係の記事を中心に執筆・編集しています。
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