[カブール 14日 ロイター] – アフガニスタンのイスラム主義組織タリバンは、中国が17─18日に北京で開催する「一帯一路フォーラム」に参加する。中国との関係を強化する。
アフガンの商業・産業省報道官がロイターに明らかにした。アジジ商業・産業相代行が出席して「大口投資家を招待する」という。
今回の会議は、中国の習近平国家主席が提唱する広域経済圏構想「一帯一路」の10周年に合わせて開かれる。
アフガン当局は2010年、国内に銅、金、リチウムなど推定1兆─3兆ドル相当の未開発鉱床があると述べたが、現在の推定価値は不明。
中国はアフガン東部の巨大な銅鉱山を開発する可能性について協議を進めている。
同報道官によると、アジジ氏はアフガン北部のワハーン回廊に中国への直結道路を建設する計画について中国との協議を継続する。
中国、タリバン、パキスタンの当局者は5月、一帯一路の対象にアフガンを加え、中国・パキスタン経済回廊(CPEC)をアフガン国境まで拡大する意向を示している。
タリバン政権を正式に承認した国はないが、中国政府は先に、新たな駐アフガン大使を任命。タリバン暫定政権発足後に外国の大使が任命されたのは初めてだ。中国はアフガンの鉱山事業に投資している。
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