中共 独裁政権が迫害する理由 「反共かどうか」とは無関係

2026/03/12 更新: 2026/03/12

著名ブロガー「摩西煮酒」は、インターネット上で率直に発言してきたことで、いわゆる「五毛」と呼ばれるネット工作員からの罵倒を頻繁に受けるほか、中国共産党(中共)からの圧力にも直面してきた。摩西煮酒は、極権体制は恐怖によって人々を支配すると指摘し、歴史と現実は「反共だから迫害される」のではないことを示していると述べた。

著名ブロガーの摩西煮酒は最近、SNS「X」に投稿し、法輪功学習者が数十年にわたり中共による臓器の強制摘出問題を告発してきたにもかかわらず「汚名を着せられ、包囲攻撃を受け、嘲笑されてきた」と指摘したうえで、今になって多くの人が法輪功学習者の発言が事実だったと気づき始めたと述べた。摩西煮酒は「世の人々は皆、法輪功に『申し訳ない』という一言を言うべきだ」と記した。

この投稿には賛同のコメントが多数寄せられた一方で「小粉紅」と呼ばれる中国の民族主義的ネットユーザーからの攻撃や罵倒も大量に寄せられた。

摩西煮酒はこうした状況について、「嘘が蔓延する時代において、真実を語ること自体が一種の革命である」と述べ、体制の最も敏感な部分に触れる問題ほど激しい反発を招くと説明した。

摩西煮酒はまた、オンライン上での攻撃だけでなく、アメリカに居住していても中共からの圧力を受けている。摩西煮酒によれば、インターネット上で発言したことで「殺してやる」などの脅迫を頻繁に受けており、アメリカでは言論の自由の範囲と認識する発言でも、中共の体制は、要求に反する行為と見なすため、制裁の対象となるという。

また、中国国内の親族や友人、同級生、以前の同僚が当局から脅迫を受けたり、呼び出しや事情聴取を受けたりしたと述べた。さらに摩西煮酒はアメリカで建築・内装業に従事しているが、オンライン上での反共発言を知った一部の華人顧客が恐れて取引を避けるケースもあると説明した。

摩西煮酒は、このような状況は極権体制が人々を統制する典型的な方法であり、恐怖は国境を越えて広がり、どこにいても影響を及ぼす仕組みだと指摘した。そのうえで、歴史は「反共であるかどうか」と迫害の有無が無関係であることをすでに示していると述べた。

摩西煮酒は具体例として、中共指導部の人物を挙げ、「彭徳懐は反共だったのか、劉少奇は反共だったのか、李克強は反共だったのか。さらに最近逮捕された張又侠も反共だったのか」と問いかけたうえで、これらの人物はいずれも反共ではなかったと指摘した。

摩西煮酒は「共産党自身の基準から見ても、彼らは極権体制に功績を立て、大きく貢献してきた人物である。しかし歴史は繰り返し、体制が彼らの死を必要とすれば、彼らは必ず死ななければならないことを証明してきた」と述べた。

摩西煮酒はさらに、中共の高官から一般市民に至るまで、極権体制の迫害の論理は変わっていないと説明した。摩西煮酒によれば、土地改革の時期には200万人以上の地主が処刑され、自身の一族でも外高祖父(がいこうそふ・家系図上で母親から見て曾祖父)を含む祖先が「大地主」とされたため処刑されたという。また三年間の大飢饉では数千万人の中国人が餓死したが、その多くは反共ではなく、中共を支持し、共産党の宣伝を信じていた人々だったと指摘した。

摩西煮酒は「しかし体制があなたの死を必要とすれば、共産党を支持していても死ななければならない」と述べ、文化大革命、計画生育政策、天安門事件、さらに直近の三年間の新型コロナ対策による封鎖政策でも同様だったと説明した。摩西煮酒は、上海封鎖の際に餓死した人々を含め、多くの犠牲者が反共ではなかったとしたうえで「体制があなたの死を必要とする時、あなたが反共かどうかは関係ない」と述べた。

摩西煮酒はまた、どれほど政治を避け、「歳月静好(日々が穏やかで、時の流れが静かで平和な状態)」と呼ばれる無関心な姿勢を取り、あるいは党内で高い地位に上り詰めても、極権体制の下では誰も安全ではないと指摘した。摩西煮酒は、多くの人が政治を避けて金儲けに専念すれば平穏に暮らせると考えるが、それでも中共の極権体制による迫害から逃れることはできないと述べた。

李克強や張又侠のような体制内の高官人物、既得権益層であっても、体制が必要とすれば排除すると説明した。摩西煮酒は「中共の体制が崩壊すれば、すべての人が利益を得る。利益を得るのは一般市民だけではなく、権力層も同様であり、むしろ彼らの利益はより大きい。中共の体制は往々にして自らの人々を絞め殺す特徴を持っている」と述べた。

摩西煮酒は最後に、世界がどれほど荒れていても共に困難を乗り越える人々が必要だと述べ、華人社会やネットユーザーに対し、勇気を持って声を上げ、より多くの人々に危険を認識させ、重要な局面で人々を救うよう呼びかけた。

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