イスラエルに次いで、台湾海峡でも戦争が起きるだろうか。目の前で残忍な戦争が勃発する中、多くの人々がこの疑問を抱いている。人々は、この問題を考える必要がある。
最近、我々はウクライナ人を征服しようとするロシア軍の残虐行為を目のあたりにして、西側国家が民主主義国家を完全に支援していないことが明らかになった。
イランや他の独裁政権がロシアの侵攻を支持している。北京の控えめな反応は予想通りで、非常に示唆に富んでいる。
つい最近では、イスラエルへの侵攻から、ハマスの邪悪さを、高く評価されているイスラエル情報機関ですら驚きで、説明できなかった。
多くの国の反応は強力かつ明白だが、「双方の自制」を促す豪州外相の反応に、国民から疑問の声が上がった。
中東で唯一の真の民主主義国が、豪州が公式にテロ組織と呼んだ組織によって攻撃されたにもかかわらず、それが豪州の反応なのか? 首相がイスラエルを強力に支持していることを考えると、そうではない。
もっと注目すべきなのは、中国の官製メディアがイスラエルによるガザへの空爆を強調し、ハマスの侵入とその残虐行為にあまり焦点を当てていないことだ。
しかし、中国共産党(中共)の共産主義者たちがどちらの側に立つかに疑念を抱かないのは、非常に信じやすい人々だけだ。
民主主義と独裁政権のどちらかを選ぶ場合、中国の独裁政権は常に独裁政権を選ぶ傾向にある。
ロシアの立場はより複雑だ。イランとの関係が緊密である他、ウクライナとの戦争でイラン製のドローンが必要になるから、ロシアは非常に難しい立場に置かれるだろう。
民主主義の国々が世界中あちこちで、さまざまなレベルの混乱に直面している中、北京による隣国、特に台湾に対する威圧や領空・領海侵犯が注目から外れてしまっている。
また、中国の独裁政権がその侵略的野心を支援するため、港湾やその他の施設を設置できるよう、政府に汚職的な資金提供プログラムを行っていることに対しても、民主主義の国々の関心は遠ざかっている。
豪州と台湾、共通の関心を持つ
世界の自由を愛する国々はウクライナとイスラエルの人々を支援すべきだが、中共独裁政権の台湾とその地域全般への脅威も高まっている。それを見落とすわけにはいかない。
各国の関心が薄れれば、台湾や中国周辺国はイスラエル人のように偏屈になるかもしれない。
経済が低迷し、中国では中共政権の正当性に対する疑問が増え続けている。中共政権が誤った民族主義、武力行使をすれば、その不満をそらし、政権は生き延びるかもしれない。
これは台湾国民だけでなく、豪州を含む地域全体にとっても巨大な脅威となる。日本とその同盟国、そして豪州にとって、それは決して対岸の火事のようなことではない。
台湾と比べるとウクライナは2倍くらい遠い。ウクライナが豪州の支援を受けるならば、台湾にはさらに多くの関心と支援が必要だろう。
これらすべてを考慮すると、豪州には自由、民主主義、自由の側に立つ義務がある。
中国との貿易は豪州の繁栄にとって重要だが、それが人権と民主主義というより重要な考慮事項を上回ることは決して許されない。
中国の独裁政権が自由と自由化の計画に着手しているように振る舞っていた当時、復興する中国に豪州の資源を投入することは理にかなっていた。 当時、中国を援助することは世間では良いことだと思われていた。
しかし、中国政府がスターリン主義を踏襲する傾向を暴露した今、戦略を再考する時期が来ている。
豪州において、再調整と警戒がこれまで以上に重要だ。特にアジア太平洋地域における第三次世界大戦を回避するには、断固とした警戒と決意が必要だろう。
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