中国の経済は低迷する中、若者の失業率が高まって、消費習慣も節約重視に変わった。
中国大陸の各SNS上で、節約の経験を共有する投稿の中で、「割引」が高頻度のキーワードとなっている。ディスカウント店やオンラインのセールスプラットフォームが、最も推奨される節約の「秘訣」になった。
最近、消費者は単に「高いものが良いもの」とは考えず、品質を求める一方で、価格も重視している。
若者たちは老人大学に入学し、高齢者向け格安食堂で食事を楽しんでいる。さらに、高齢者向けの旅行グループに参加し、SNSで自分の「老後生活」を披露して、それがコスト削減、労力削減、安全で、ストレス解消にもなると主張している。
広州大学の社会学部の姚華松教授は、若者の世界は競争が激しく、ストレスがどんどん増えていると指摘した。高齢者向けのサービスを利用することで、低コストで複数のことを実現できる。同時に、お年寄りをサポートすることで、存在感や価値感を得ることができる。
ウェイボーでは、若者が無駄遣いをせず、必要だけなものを買うという、「若者が『反消費』し始めた」ことがトレンド入りした。
ネット上では、「はっきり言ってお金がなくなったのだ」とのコメントが上がった。
「マスコミの言葉遣いに感心するよ。『反消費』なんて、本当のことをはっきりと言う勇気がないだけだ」とネットユーザーが揶揄している。
一方で、それをいいことだと考える人もいる。
「お金がなくなったかもしれないけど、一般人が過度な物質的な消費に陥らずに冷静でいるのは良いことだ」
「実際、多くの人はお金がないわけではなく、ただ無駄な消費を減らしたいだけだ」
ご利用上の不明点は ヘルプセンター にお問い合わせください。