[ワシントン 3日 ロイター] – 米国務省は3日、ランバート国務副次官補が北京で中国の洪亮・外務省国境海洋事務局長と会談したと発表した。南シナ海を含む海洋問題について「率直な」協議を行い、米国は中国の「危険で違法な」行動に対する懸念を強調したという。
米中両国は11月中旬に米サンフランシスコで開催されるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議の際に米中首脳会談を実施することで調整中。事前調整の一環として、高官レベルの会談が行われている。
米政府は今回の会談について「コミュニケーションラインを維持し、責任を持って米中関係を管理する取り組みの一環」とし、「誤解と誤算」を回避するために、米中の軍隊の対話を再開する必要性を強調したとした。
その上で、中国などが領有権を主張する南シナ海や東シナ海の問題を含むさまざまな海洋問題が取り上げられ、「実質的、建設的、率直」な協議が行われたと言及。「南シナ海における中国の危険かつ違法な行動に対する懸念を強調した」とした。
ご利用上の不明点は ヘルプセンター にお問い合わせください。